マウントゴックス事件って何だったの?


マウントゴックス事件はビットコイン特有のリスク

ビットコインに対しては私も相当、長い間、不信感をもっていました。なんといっても2014年におきたマウントゴックスの事件は象徴的でしたよね。私の中での印象は、マウントゴックスに預けていたビットコインのデータが全部、盗まれた、そういうイメージでした。皆さんもそうではありませんか?ここで完全に、データを盗まれたら回復しようがない、仮想通貨の怖さを認識し、ビットコインの将来性が視界にはいらなくなりました。

とはいっても、実際に何がおこり、その後、どう決着したのか、イメージではなく事実こそが重要です。ウィキペディアによれば、

「2014年の2月24日にマウントゴックスは全取引を停止。数時間後にサイトが消去されブランクページになった。あるブロガーによって公開され広まった信頼性不明の流出内部文書によれば、同社は何年も発覚しなかった窃盗行為によって744,408ビットコインを損失し破産に至ったという」だそうです。いろいろあたってみましたが、事件の真相は明らかになったはいえませんね。

2017年7月27日のロイター通信によれば

[ニューヨーク/アテネ/モスクワ 26日 ロイター] – 米検察当局は26日、40億ドル以上のマネーロンダリング(資金洗浄)に関与したとして、ビットコイン取引所の運営者でロシア人の男を起訴したことを明らかにした。

起訴されたのはビットコイン取引所「BTC─e」の運営者とされるアレクサンダー・ビニック容疑者(38)で、ギリシャ北部の村で逮捕された。

米当局は、ビニック容疑者は東京のビットコイン取引所「マウントゴックス」の破綻にも関連したとみている。ハッキングによりマウントゴックスから資金を「入手」し、BTC─eと自身がもつ別の取引所を通じて資金洗浄した疑い。

BTC─eは「技術的な問題」で1日以上取引が停止されている。ビニック容疑者の逮捕後、5─10日以内にサービスを再開するとのツイートを掲載した。BTC─eは、今回の逮捕報道まで運営者に関する情報は明らかになっていなかった。

とのこと。マウントゴックスの件も、BTC-eの件(上記のロイターの記事によれば、BTC-eも1日以上取引が停止されているわけですから)も、同一人物による犯行と言うことでしょうか。内部者の犯行の可能性は高そうではないでしょうか。特に上記のロイターの記事によれば、BTC-eは運営者に関する情報が明らかになっていなかったなんて、怖すぎます。いずれにしてもまだまだ未解決ですが、この件を詳しく分析しているサイトがあります。bitcoin security specialistsのサイト(http://blog.wizsec.jp/2017/07/breaking-open-mtgox-1.html)によれば、英語は苦手なのでアレですが、2011年にマウントゴックスのホットウォレット暗号キーを盗み、ハッカーにハッキングさせて63万ビットコインを盗みださせたそうです。74万ビットコインのうち、63万ビットコイン、恐ろしい話ですよね。

マウントゴックスの件で怖いのは

  1. 人気カードゲームであるマジック:ザ・ギャザリングのトレーディングカードを売買するオンライン交換所として開設された。
  2. カルプレス経営下で成長を続けた同社は、2013年4月に世界のビットコイン取引量の70%を占めるまでになった。

カードゲームをバカにするわけではないけど…取引所というインフラを担う企業として、ちょっと嫌な感じですよね。しかも、代替手段がない、つまり、2014年前半にビットコインを持っていた人はかなりの確率でマウントゴックスの事件にまきこまれていた可能性が高いわけですよね。

その後、いろいろ規制がはいるようになった訳ですが、当たり前と言えば当たり前ですし、それまではトレーディングカード的な位置づけだったのでしょうか?まあ、1ビットコインだけなら本当に安かったわけですからね。

ただ、逆に言えば、この事件が明るみにでた2014年が投資手段として、本格的な世界通貨としてのデビューの年と再定義してもいいんじゃないかな?なんて個人的には思っています。

結論:真相はまだ解明されていない。だからどこの取引所を使うか?は重要!

また、ビットコイン売買の資金を管理する取引所には、銀行が経営破たんしても預金を保護してくれる預金保険機構のようなものがないわけですから、ビットコインの取引所(といっても事業会社です)の経営状況や人事をみるのはとっても重要なことですよね。無料で口座開設しても、どこで実際に、購入するかはしっかり考えたいものですね。

この件は引き続き続報がでたら掲載したいと思います。